「鈍色の静かな輝きの中に、華やかさを宿す」
派手さはない。
しかし、時を経るほどに愛着が湧き、日常に深く根付く。
鋳物(いもの)本来の無骨な質感と、現代の洗練を融合させた今泉鋳造初の自社ブランド「鈍華(にびか)」です。
「鈍華」は、熟練の職人が一点一点、砂型と対話し、1500℃の火を操ることで生まれます。
手仕事ゆえに、ざらりとした無垢な鋳肌(いはだ)の細かな凹凸や、光が生み出す陰影の表情は、
ひとつとして同じものは存在しません。
1500℃の記憶、静寂の造形。
鈍色(にびいろ)に光る鉄の肌。 華(はな)のように、空間に佇む存在感。
鈍華は、工業用鋳物の世界で一世紀にわたり技術を磨いてきた「今泉鋳造鉄工所」から生まれた、初のアート・プロダクトブランドです。
私たちが扱うのは、1500℃に溶けた鉄。 激しく燃え盛る炉から生まれた鉄は、型の中で冷やされ、やがて「静寂」を纏った道具へと姿を変えます。 その鉄肌には、惑星のクレーターのような唯一無二の表情が刻まれています。
「鉄の重み」がもたらす安心感と、空間を引き締める「黒」の美学。
現代の暮らしに、本物の鋳物が放つ引力をお届けします。
【 今泉鋳造鉄工所について 】
1924年(大正13年)創業。 静岡市駿河区丸子の地で、私たちは100年を超える歳月、鉄を溶かし、固め、「鋳造」の火を絶やすことなく守り続けてきました。
産業用鋳物(BtoB)という、一分の妥協も許されない厳しい世界で磨き抜いてきたのは、実直で嘘のない「本物の技術」です。 何万回繰り返しても変わらない精度。過酷な環境にも耐えうる強度。 その工業製品としての誇りを、今度は「暮らしの道具」へと注ぎ込みます。
【 新たな挑戦:駿河鉄器 】
代が替わる今、100年の歴史への感謝を胸に、私たちは「伝統の再定義」に挑みます。
目指すのは、「駿河鉄器」という新たなスタンダード。
徳川家康公ゆかりのものづくりの地「静岡・駿河」には、世界に誇れる技術が眠っています。 私たちは、「駿河鉄器」というジャンルを確立し、ここ静岡から、全国、そして世界へ。 日本の職人が込めた「魂」と「美意識」を、世界へと届けていきます。